
プロザック(一般名:フルオキチセン)とは「選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)」と呼ばれる新世代の抗うつ剤になります。
アメリカ合衆国のイーライリリー・アンド・カンパニー社から発売されており、後発薬のジェネリック医薬品も存在しております。
気分が安定し気持ちが楽になる効果があり、主に
うつ病・
強迫性障害・
摂食障害・
パニック障害などの治療に有効な治療薬になります。
1988年の発売当初は、抗うつ剤の中でも大きな効果が認められ
「奇跡の薬」として爆発的な人気を博しました。
尚、他の抗うつ剤に比べると副作用が少なく、ゆっくり時間をかけて効果が表れるようになっており、急な精神的変化も無く依存性が少ない為、
軽度のうつ病に方に適している抗うつ剤になっております。
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プロザックの効果は、神経細胞に蓋をしてセロトニンの再取り込みを阻害する事によって脳内のセロトニン量を増やし、落ち込んでしまった気分を改善してくれる働きがあります。
セロトニンとは人の精神面に大きな影響を与える神経伝達物質であり、濃度を増やす事で神経の伝達が良くなり気分が安定し、気持ちが楽になってきます。
さらに急激な変化を起こさず、ゆっくり時間をかけて効果が表れる為、
依存性も非常に少なくなっております。
尚、抗うつ剤は効果が効き始めるまでに2週間から1ヶ月掛かりますが、プロザックは1週間から2週間と早めに効果が表れる抗うつ剤になっております。
プロザックは、ゆっくり時間をかけて効果が表れる為、副作用は比較的少ないですが服用初期症状として不安感・無気力・焦燥感が出る事もある為注意が必要となります。
但し服用を続けていると数日で初期段階の副作用は治まります。
そのほかプロザックの副作用として確認されている症状は下記になります。
プロザックの副作用
- 頭痛、発熱
- 腹痛、口渇、下痢
- 吐き気、めまい、眠気
- 消化不良、食欲減退
精神の変調が気になる場合には、すぐに医師に相談してください。
正しい効果を発揮し安全に服用していく為にもプロザックの正しい服用方法を知っておく事は非常に大切な事です。
脳内セロトニン濃度が高まり、セロトニン症候群という重い副作用を起こす恐れがある為、パーキンソン病に使用されるセレギリン(商品名:エフピー)との併用は禁止されております。
また抗うつ薬は、お酒などのアルコール類と一緒に服用してしまうと副作用が出やすくなる為、服用前の飲酒は控えるようにして下さい。
その他、現在服用中の薬がある時や他の薬を併用する場合には、必ず医師に相談しましょう。
プロザックの併用禁止薬
- 塩酸チオリダジン(商品名:メレリル)
- ピモジド(商品名:オーラップ)
- セレギリン(英名:エフピー)
- モノアミン酸化酵素阻害薬(抗パーキンソン病薬)
プロザックの離脱症状は、ほかの「セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)」に比べて離脱症状が起きにくいとされております。
急な服用を辞めると頻脈・めまい・頭痛といった症状が指摘されております。
プロザックの服用を止めるときは自己判断で止めてしまうと離脱症状が出やすく、多くの原因が自己判断によるものとなっております。
離脱症状の頻度を下げる為にも医師と相談しながら、徐々に服用量を減らしていきましょう。
プロザックは離脱症状を起こす頻度が少ないお薬ではありますが、起こりうる可能性はありますので、注意が必要です。
離脱症状の頻度を下げる為にも医師と相談しながら、徐々に服用量を減らしていきましょう。