レグテクトとは

レグテクト レグテクト(一般名:アカンプロサート)とは、「アルコール依存症」の改善に用いる薬です。
2013年5月27日から、日本新薬株式会社より販売されています。
レグテクトを服用すると脳に作用して「飲みたい!!」という飲酒欲求を抑え、断酒するサポート効果があります。
アルコール依存症の患者さんは、日本国内だけでも約80万人以上の方がいますが、治療薬が少ないのが現実です。
薬物依存症の一種であり、「脳」「行動」の病気になります。
お酒を飲み続けると飲酒に対する要求が大きくなり、飲酒できない状況が続いてしまうと「手の震え」「発汗」「イライラ」などの症状が現れます。
また、悪化してしまうと自分でもコントロールができなくなり、普通の日常生活(社会生活)を送ることも困難になります。
自分自身がアルコール依存症だと自覚し、断酒を決断する方にオススメします。
強い意志がないと逆効果になる恐れがあるので、注意が必要です。
また断酒の際は、薬だけではなくカウンセリングや周囲の方の協力、心理社会的療法も一緒に行う必要があります。
レグテクトは、古くからある抗酒薬(シアナノマイドやノックビン)と比較して安全性も高く、断酒成功率が高いことからアルコール依存症治療の新しい選択肢と言えるでしょう。
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レグテクトの効果

お酒を飲んだ時に、アルコールは身体の中で次のようにして分解が行われます。
アルコール → アセトアルデヒド → 酸素

この中で「アセトアルデヒド」が、悪酔いに関わる物質だとされています。
昔から利用されている抗酒薬(シアナノマイドやノックビン)は、このアセトアルデヒドをもの凄いスピードで身体に蓄積させる薬になります。
少しの飲酒でも多量のお酒を飲んだ状態になるので、お酒に対して嫌悪感が生まれ、お酒をやめさせるという荒療治でした。
一方のレグテクトは、脳内の物質のバランスをとることで、お酒が欲しいと思う気持ちを抑えることができます。
禁煙治療に利用されるチャンピックスに似た効用となっています。

脳の中には、興奮と抑制に関わる2つの物質があります。
・脳の興奮に関わる物質 → グルタミン酸
・脳の抑制に関わる物質 → GABA(Y-アミノ酪酸)

お酒をたくさん飲んだ時は、脳を興奮させるグルタミン酸の作用が弱まり、反対に脳を抑制するGABAの作用が強くなることで、脳の機能が抑制されます。
これが、酔っ払うメカニズムになります。
お酒を長期間大量に飲み続けていると、脳の中は酔っ払った状態が維持されてしまいます。
つまり、GABAの作用が強い状態が続くことになります。
・GABA > グルタミン酸

これでは脳が正常な機能を果たさなくなるので、バランスを保とうとグルタミン酸の作用を強くします。
アルコール依存症になってしまうと、正常時と比べてグルタミン酸が過剰に分泌されるようになります。
この結果、バランスを保つために強い飲酒欲求が現れるようになります。

レグテクトには、過剰に分泌されているグルタミン酸を抑える効果があります。
この効果によって「グルタミン酸=GABA」とバランスを調整し、強い飲酒欲求を抑え、アルコール依存症を治療することができます。
レグテクトの効果ですが、国内で行われた臨床試験で次のような結果がでています。
・偽薬(プラセボ) → 完全断酒36%
・レグテクト   → 完全断酒47%

レグテクトを服用した方が、約10%の断酒率が高いことが解ります。
更に24週の服用期間終了後もある程度、服用を続けることにより断酒を続けられる確率が高いことも解っています。
心理社会的療法を併用することで、断酒率の成功率を更に高めることもできるので、心理社会的療法の補助薬としても位置づけられています。

レグテクトの主な効果

  • アルコール依存症患者における禁酒
  • 維持の補助

レグテクトの副作用

レグテクトは、日本だけではなく世界的に利用者が多く、アルコール依存症の改善薬として認知されています。
但し改善する一方で、副作用もあるため理解した上で利用することが重要です。
最も多い副作用として、消火器系の下痢が挙げられます。薬の量を減らして調整する事で改善が見込める場合があります。
5%未満の副作用として、傾眠・腹痛・嘔吐などもあります。
1%未満の少数には、頭痛・浮腫み・乾癬・蕁麻疹・斑状丘疹状皮疹なども見られます。

レグテクトの重篤な副作用
頻度不明の副作用として、アナフィラキシー・血管浮腫の2つがあります。

・アナフィラキシー
「即時型アナフィラキシーの症状が複数の臓器に見られる病態」のことであります。
この症状により、急激に全身の血管が拡張すると、ショック死を起こす場合もある危険な状態です。
本剤の使用においては、身体がだるい・発疹・蕁麻疹・全身が赤くなる(発赤)・咳き込む・ゼーゼーと息苦しくなる・顔・口・喉・舌の腫れ・思考の低下を引き起こされることがあります。

・血管浮腫
脹脛・瞼・唇・喉・顔・舌の腫れ・咳き込む・ゼーゼーと息苦しくなるなどの症状がでた場合、投与中止して下さい。
身体の至る部分が腫れ、それだけでは無く、じん麻疹が起こる場合もあります。
体内の血液が慣れていないため、筋肉から水分がはみ出してしまい、浮腫が起こります。
2週間~3週間ほどで副作用も収まり、正常に戻りますが、症状は収まらない場合は、医師や薬剤師に相談して下さい。

レグテクトの主な副作用

  • 傾眠、頭痛
  • 腹痛、嘔吐
  • 乾癬、蕁麻疹、斑状丘疹状皮疹
  • 浮腫み

レグテクトの併用禁止薬

レグテクトの併用禁止薬は、特にありません。
服用出来ない方は、レグテクトの成分に対して過敏症(アレルギー)の既往歴がある方、高度の腎障害のある方は服用しないで下さい。
妊娠または授乳中の方は服用することが出来ません。

レグテクトの離脱症状

離脱症状や禁断症状が見られた場合、離脱症状に対する治療を終えてから使用することになります。
自殺企図のある方は、注意深く利用する必要があります。
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